東京都東大和市 デイサービス ばくちゃん家(事業所番号1374600367) * 訪問介護 NPO法人ばくの会(事業所番号1374600359)

ばくの会のあゆみ

 「何もしなくても、人間は生きている限り日々年をとってゆく…。」
様々なものを育んできた、そして自分自身、育まれてきたこの地域で、これからも主体的に生き生きと楽しく安心して暮らしつづけていくために、私達は私達にできることをやろうとこの度、「ばくの会」を立ち上げることになりました。
地域に住む仲間同士で、「障害の有無に関わらず赤ちゃんからお年寄りまで気軽に立ち寄れるところがあるといいね…。」「年をとっても多少のハンディがあっても、何かできると意欲があるうちは活動でき、働いていかれるところをつくろうよ。」「経験豊かな多くの社会資源が詰まっている定年後の方々が活躍できるところ。」「希望してもショ一トステイができなくて困っているときにこちらから出向いていく出前ショ一ト。」「 親として育っていくプ口セスを大事にするための子育て支援。」「 手料理で地域の人に喜んでもらいたい。」「大家族みたいに異世代の交流ができるところ…。」などなど夢を語っていたことが出発点となり、いっぺんに全部は無理ですがひとつひとつその夢を形にしていこうということで、夢に関係のある空想上の動物バクから「ばくの会」と名づけました。

 これから数年も経たないうちに、団塊の世代が介護保険の第一号被保険者になります。そして、少子高齢化が指摘されていますが、女性が生涯に子どもを出産する人数(合計特殊出生率)は、二人に満たない、かろうじて一人を保つ数字が続いています。私達の住む地域に限らず施設サ一ビス、在宅サ一ビス共に増やしていかなけれぱならない状況は、避けては通れません。安心して子どもを育ててゆける環境づくりが、望まれています。今あるサ一ビスのあり方を見直しながら、来る将来に合わせて地域市民の支えあいを活用する仕組みを準備していくことが必要です。

 私違は、以上のことから社会的責任を持ちながら活動していくため特定非営利活動法人格を取得し、共同経営、共同運営、共同労働の理念に基づき通所介護サ一ビスを中心に事業を行っていきます。サ一ビスの質の向上、事業の発展、継続に努め、最後まで丁寧に人間の尊厳やその人らしさを大切にし、できる限り気持に寄り添っていきます。また、地域で互いに支え、支えられ未来を担う子ども達を育てていきます。赤ちゃんからお年寄りまで幅広い市民同士の居場所づくりの活動を通して、豊かに暮らしてゆけるよう自然環境、人間環境、文化環境との調和をはかりながら、地域福祉を広めてゆきます。

2003年9月28日